2014年2月2日日曜日

No.5 ソーク 長財布(吉田カバン)

思い起こせばたくさんの財布にお世話になってきました。

もちろんお気に入りのものばかりでしたが、時間が経てば汚れて、痛んで、壊れて、結局捨てました。財布はいつも身につけていますので、愛着が湧くからでしょうか、実はすぐには捨てられず、新しい財布を買っても、古い財布はしばらく棚にしまわれていました。

いつからか捨てなくても済む財布が欲しいと思い始めました。汚れてもクリーニングして、壊れても修理ができて、一生使える財布が欲しい。

10年前に店頭でこの財布を見た時、手に馴染むなと思いました。
ポーターブランドのソークシリーズ。


オイルをたっぷり含んだやや厚手の革がふんだんに使われています。外側は一枚革を折り曲げており、革の質感が全面に出ています。
内側は同じ材質の革で札入れ、カード入れのスペースが作られています。収納部の内張には豚革が使われています。
サイドに真鍮のチャックがあって大きなコイン収納スペースになっています。
感心するのは折り目部分が上手に細工されていて、二つ折りにした状態で形が崩れないこと。ペタンと閉じて、なおかつ十分な質感と適度な質量感があります。

単純な製品ですが、高度な技術というか、美しく仕上げようとする思いがジンワリと伝わってきます。


その場で買いました。

10年使った頃にチャックのカーブ部の布地に穴が空いていることに気が付きました。

修理を依頼しました。
チャックの交換だけかと思っていましたが、思いのほか複雑な構造なのでしょうか、内側のブタ革、オイルレザーの一部がごっそりと交換されていました。ブタ革は綺麗な新品の色になっていましたのですぐに気がつきましたが、交換されたオイルレザーは現物の色に近いものを選んで頂けたようで、しばらくは気が付きませんでした。

修理をしながら一生使います。

ありがとうございます。

0 件のコメント:

コメントを投稿